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Vol.20
 

中古住宅市場動向-H17.7月期

■首都圏・中古住宅市場/成約件数・・・マンションは増勢だが、戸建の減退が続く
東日本レインズ「News Letter」「マーケットウォッチ」による7月の首都圏・中古住宅の成約件数は、総合計・前年同月比▲2.6%と8ヵ月連続で減少を示しました(図表1)。マンションが同+6.0%、4月以降増勢に転じているのに対し、戸建は同▲9.8%、ここしばらく弱含む動きが続いています。マンションは、平成に入り新築として供給された物件が、人気の中古物件として需要を取り込み、取引件数が伸びています。こうした物件の購入者をみると、従来までだと新築マンションの購入に向かいそうなお客様の動きが目立ちます。なかでも新しい物件ほど購入希望者の引合いが強く、都心部やターミナル駅前といった新築マンションの供給が底をついたエリアを中心に、マンションの成約件数は今後も増勢基調が続くとみております。一方、戸建は、昨年大いに盛り上がった団塊ジュニア層による需要が落ち着いていることなどが、伸び悩みを示す要因として考えることができそうです。

図表1:首都圏・中古住宅の「成約件数」推移
■首都圏・中古住宅市場/成約平均価格・・・マンション、戸建ともに総じて堅調(上昇トレンドが続く)
7月の首都圏・マンション成約平均価格は、前年同月比+2.9%と引き続き堅調な上昇を示しました。また、実数値による推移では、2,072万円と大きく下向きを示しましたが、上昇トレンドのレンジ内での動きにとどまっています(図表2)。他の3県に比べて価格帯が高い東京都の取引件数が伸びていること、東京都のなかでも3,000万円を超える高い価格帯の取引件数がより大きく伸び、これらが全体の成約平均価格を上方に引っ張っていると考えることができます。なお、最近では、物件価格そのものが上昇する事例も目立ってまいりました。なかには新築時の分譲価格を上回る値で取引されるなど、人気エリアにおける希少物件の限られた現象ではありますが、今後、他のエリアや周辺などへと広がる可能性は十分考えられます。次に、戸建成約平均価格は、前年同月比では+0.7%と4ヵ月ぶりに上昇を示しました。実数値による推移をみると、3,382万円と上昇トレンドのレンジの下限を這うような線を描いています(図表3)。なかでは、東京都・中古戸建が、成約件数の減少をともなって価格が軟調な動きを示しています。 それ以前までは戸建価格上昇の牽引役であっただけに、今後の動きについてやや懸念を残すところではあります。

図表2:首都圏・マンションの「成約平均価格」推移
図表3:首都圏・戸建の「成約平均価格」推移
■近畿圏・中古住宅市場(トピックス)・・・マンション成約平均価格が上ブレ、今後を注視
近畿レインズ「Real Time Eyes」からは、7月の近畿圏・マンション成約平均価格が1,524万円と、14年7月(1,551万円)以来の水準になったことをトピックスとして申し添えておきます。前年同月比では、+4.6%とここ数年で最も高い上昇率、実数値による推移からは、15年度以降続いていた下げ止まりのレンジを上に突き抜けた形を示しました(図表4)。このまま上昇トレンドを描くかどうかを注視したいところです。                                  
図表4:近畿圏・中古住宅の「成約平均価格」推移(マンション・戸建)



 
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※このデータは2005年09月01日現在のものです。 [本コンテンツの内容について] [住友不動産販売TOPへ]