| 図表1:市場金利と住宅ローン金利の動向 |
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■一方、不動産ファンド市場の動向には留意
一方、不動産ファンド市場に目を移してみますと、東証REIT指数が下落基調で推移しています(図表2)。市場金利上昇にともないREITに対する期待利回りが上昇(価格は下落)しているためです。一般に、REIT利回りの下限は、リスクフリーレート+200bp(2%)以上とされています。これは、過去において欧米のREITの評価が最も高かった時点の利回りで、200bpにあたるプラス分はリスクプレミアムと呼ばれるものです。現在、J-REITの予想利回りは、2%台後半から5%台まで、平均すると3.5%前後となっています。
したがいまして、日本の長期国債の流通利回りが1.5%前後にあるなかで、この利回りは下限ギリギリの水準にあり、市場金利(ここではリスクフリーレートである長期国債利回り)が上昇すると、期待利回りは市場金利とのギャップ(リスクプレミアム)縮小に耐え切れず、価格が下落に転じることが予想されます。上場REITのなかには予想利回りが2%台のものがあり、私募ファンドについても相対的に低い利回りにとどまっているものがあるなど、今後、ファンド市場を注視しておく必要があろうかと思います。
| 図表2:REIT価格の動向(市場金利との比較) |
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