2008年公示地価 全国平均で住宅地、商業地とも2年連続上昇
2008年公示地価 全国平均で住宅地、商業地とも 2年連続上昇
昨年後半から都心部を中心に上昇率は鈍化
国土交通省は3月24日、2008年1月1日時点の公示地価を発表しました。全国平均の上昇率は住宅地が1.3%(昨年0.1%)、商業地3.8%(同2.3%)と昨年以上の上げ幅となりました。ただし、昨年後半からはサブプライムローン(米国の信用力の低い個人向け住宅融資)問題などの影響で都心部を中心に上昇率が鈍化する地点が広がっています。
公示地価…国土交通省が、毎年3月に公表する1月1日時点の全国の土地価格。土地鑑定委員会が2人以上の不動産鑑定士の鑑定評価を求め、その結果を審査し必要な調整を行って判定します。今年は全国で2万 9,100地点の標準地が評価されました。

大阪圏は上昇率が前年を下回る
大阪圏の住宅地は2.7%と2年連続で上昇しました。大阪市、神戸市、京都市などでは昨年に引き続き上昇し、郊外部でも都心部へ近く利便性の高い地域では上昇しています。
商業地は7.2%と3年連続で上昇しましたが、3大都市圏で唯一前年の上昇率を下回りました。大阪駅周辺部や御堂筋沿いでは30%を超える地点も見られ、全体的に上昇地点は増加しましたが、上昇幅が縮小しました。
名古屋駅周辺は3割高騰
名古屋圏の住宅地も2.8%と2年連続で上昇しました。名古屋市の周辺区でも上昇傾向となりましたが、東区や昭和区では上昇率が鈍化しています。
商業地は8.4%と3年連続で上昇。名古屋駅周辺で30%を超える上昇率でしたが、栄地区では上昇率が昨年より鈍化しました。
地方圏、回復傾向が続く
住宅地▲1.8%、商業地が▲1.4%と引き続き下落していますが、4年連続で下落幅は縮小し回復傾向が続いています。静岡県と奈良県は住宅地・商業地とも昨年の下落から上昇に転じ、福岡県は商業地が上昇に転じました。また仙台市の商業施設が40.1%の上昇率で全国1位となっています。

地価水準
いわゆるバブルと言われていました1990年の価格を100として、今回公表された地価水準(指数)を見てみますと、東京圏の全用途平均は44.1、大阪圏が33.1の水準でしかありません。名古屋圏は首都圏、近畿圏に比べバブル期に大幅な上昇はありませんでしたが、その分大きな下落もなく 62.2の水準まで回復しています。
都心の一等地では地価が高騰し、バブル再燃が懸念されていましたが、90年と比較してみますと半分以下の水準でしかありません。

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