不動産コラム
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vol.61
 

地価動向

1.2009年路線価、4年ぶりに下落


都市圏・地方圏ともに下落に転じる
国税庁は7月1日、相続税や贈与税の算定基準となる2009年分の路線価を発表しました。全国約37万地点の標準宅地の1月1日時点の平均路線価は、1㎡当たり前年を▲5.5%下回り4年ぶりに下落しました。昨年まで3年連続で上昇してきましたが、金融危機や景気悪化により08年の+10.0%上昇から一転して都市圏・地方圏ともに下落となりました。
路線価…相続税や贈与税の税額を算定する基準となる地価。主要な道路に面した土地1㎡当たりの1月1日時点の評価額。路線価は、国土交通省が3月に発表する公示価格(1月1日時点)の80%を目安に算出されています。現在のような地価の下落局面では高目になりがちな傾向をもっています。




3年連続上昇していた3大都市圏が下落に
圏域別では、東京、大阪、名古屋の3大都市圏はいずれも下落に転じ、東京圏は▲6.5%、名古屋圏が▲6.3%、大阪圏▲3.4%のマイナスとなり、地方圏でも▲3.8%と、2年連続の横ばいから下落へ転じました。昨年まで都市圏の平均路線価は上昇し、地方圏は下落という2極化現象が続いていましたが、今年は都市圏・地方圏とも軒並み下落となりました。

全ての都道府県で下落
都道府県別では、昨年は14都道府県が上昇しましたが、今年は都市圏・地方圏とも全ての都道府県で下落となりました。9都道県が5%以上下落しましたが、特に下落率が大きかったのが福岡県▲8.6%、東京都▲7.4%、岩手県▲7.3%。逆に下落率が低かったのは、静岡県▲1.4%、長崎県▲1.7%、兵庫県と岡山県の▲1.9%でした。



銀座24年連続トップ
路線価が最も高かったのは、東京・銀座5丁目の鳩居堂前を含む銀座中央通りで、1㎡当たり3,120万円。24年連続トップの座は守りましたが、昨年の+27.6%の上昇から一転▲2.0%の下落となりました。2位は大阪・御堂筋で▲5.8%の904万円、3位が名古屋の名駅通りで▲4.2%で728万円でした。




2.国土交通省の地価動向調査では、下げ幅は縮小傾向に


価格下落に底入れ感
1月1日時点の路線価は4年ぶりの下落でしたが、国土交通省が四半期ごとにまとめている※地価動向レポートの結果も、7月1日時点に調査した150地区中147地区と、ほぼ全ての地区で下落となりました。また上昇した地区は昨年10月1日時点の調査から4・四半期連続でゼロとなるなど、依然として地下の下落傾向が続いていることを示しています。 ただ下落幅が縮小した地点は、前回調査の4月1日時点の26地区から57地区へと増えており、地価の下落ペースは穏やかになっているようです。横ばいは前回の2地区から3地区へと増え、下落幅では前回は3%以上6%未満が67地区と最も多かったが、今回は3%未満が67地区で最多となっています。 ※主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~  国土交通省が、主要都市の高度利用地などの動きを把握し、先行的な地価動向を明らかにすることを目的に四半期ごとに行う調査。調査ポイントは三大都市圏、地方中心都市等150地区。


尚、都道府県地価調査(7月1日時点)は9月20日前後の公表予定となっていますので、新聞等の報道にご留意下さい。


 
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※このデータは2009年09月03日現在のものです。 [本コンテンツの内容について] [住友不動産販売TOPへ]