
まず、現地にて実際に物件を確認できるという点は大きいでしょう。メンテナンスや周辺環境などについては、自分の足で収集するより価値の高い情報はありません。特に女性の場合、物件そのものと同じくらいに「隣人」の存在が快適性の鍵を握っているといわれます。
街は、住宅と同じで、人々の暮らしとともに成熟します。したがって物件がまだ建設期間中であると、その近隣の実態も見えにくい場合があります。その点、中古住宅はとりまく住環境を含め条件が常にはっきりしています。事前に確認(体感)ができ、さらに売主が居住中であれば、その暮らしぶりを自分の暮らしに重ねて検討することもできます。より慎重に住宅を選べるというメリットがあるのです。
≪ 親子関係の絆「近居」≫
高齢化の時代に反映した新しい見方として、「近居」のしやすさも特筆すべきメリットでしょう。「近居」とは、主に親と子が、同じ町内や市内、マンションの別室など行き来しやすい距離に暮らす居住スタイルです。いわば、遠距離別居と同居の中間的位置づけに当たります。二世帯の同居はトラブルになりやすいといわれることから、「近居」を前提として中古住宅を求める世帯が増えているようです。
希望エリアになかなか供給されないこともある新築住宅に対し、中古住宅はいつでも、しかも万遍なく分布しています。エリア選択の自由度の高さが、家族関係を良好に保つ1つの秘策に結びついているというわけです。
中古マンションの主な魅力
[1] 新築物件に比べ、価格が割安
[2] 自分の目で物件を確認・体感できる
[3] 好立地の物件も多い(エリア選択の自由度が高い)
[4] 契約後、比較的短期間で入居できる
「近居」─家族間の新しい居住スタイル
住宅ローン減税を受けるには、築年数に適用条件があります。耐火建築物は25年以内、それ以外は20年以内です。「耐震基準適合証明書」を取得していれば築年数に関わらず優遇措置を受けることもできますが、その場合、売主のほうが取得し「耐震基準適合証明書付き住宅」として買主に引き渡したときのみ有効となります。
引き渡し後に買主が「耐震基準適合証明書」を取得しても、住宅ローン減税は適用されませんのでご注意ください。
≪安すぎても要注意の諸費用≫
マンションに限って発生する諸費用は、管理費と修繕積立金。管理費は住戸数や管理形態などによって、修繕積立金はマンションごとの修繕計画に則してそれぞれ金額が明示されています(※)。建物の安全に関わる費用ですので、安ければ良いという問題でもありません。物件の管理会社に問い合わせ、これら費用が他の物件と比べ高くないか・安すぎないかを事前に確認しておきましょう。
※中古マンションのほうが、新築マンションよりも管理費・修繕積立金が高いとは限りません。
住宅取得においての「新築が良いか?中古が良いか?」という選択は、本質的には正解がありません。どちらにもメリットとデメリットが表裏一体としてあり、また各人のライフプランによっても購入条件は変わってくるものです。
ただし前述の通り、中古住宅のほうが事前に収集可能な情報が多いことは事実。その点を大いに活かし、購入時・購入後双方のコストも含めた総合的な住宅選びをこころがけていただけたらと思います。
住宅購入にまつわる主な諸費用
★マンション購入後の諸費用
管理費:共用部分の電気代、水道代、管理員の人件費など
修繕積立金:長期補修計画に基づく工事費
今回の講師:ファイナンシャルプランナー 渡辺尚之
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| ※このデータは2010年05月現在のものです。 | [本コンテンツの内容について] [住友不動産販売TOPへ] | |

